エアコン業者の年収は?稼げる人と稼げない人の違いは?

お問い合わせはこちら

エアコン業者の年収は?稼げる人と稼げない人の違いは?

エアコン業者の年収は?稼げる人と稼げない人の違いは?

2023/03/14

梅雨が明けたら直ぐに暑い夏がやってきます。近年、35度を超えるのが当たり前のようになってきており、40度を超えることもあります。日本の夏は高温多湿で非常に過ごしにくいですが、そのお陰で山火事が起きにくいという特徴もあるようです。

話がそれましたが、エアコン業者の年収・稼げる人と稼げない人の違いを解説していきます。

エアコンには大きく分けて家庭用と業務用がありますが、今回は家庭用の工事でのお話です。

目次
1.エアコン工事業者・エアコン取り付け業者とは?
2.エアコン工事業者の年収は?
3.稼げる人の特徴
4.稼げない人の特徴
5.まとめ

エアコン工事業者・エアコン取り付け業者とは?

その名の通り、エアコンを取り付ける工事を行う人のことです。

暑い夏にお客様宅の部屋を涼しくするために、一生懸命作業をします。寒い冬には同じ様に暖をとれるようにするために作業します。

商品であるエアコンは重量物なので体力的に辛く、繁忙期には1日5~6台の工事が毎日入ってきます。中には1日10台以上工事を終わらせる方もいらっしゃいますが、クレームが多い方もいるので、クレーム無く10台以上完了している方は極めて少数です。

エアコン工事業者の年収は?

会社員でやるか、個人事業主でやるかで大きな差がある

エアコン業者に学歴は一切必要ありません。中卒でも問題なく就職、独立ができます。

そんなエアコン工事業者がいくら稼いでいるのか?
ご紹介します。

‐正社員‐

未経験の状態で会社員としてエアコン工事会社に就職した場合、初任給は21万円が相場となっています。

空調工事全体の平均年収は424万円。日本の平均年収は443万円なので比較すると低い傾向にあります。月収換算では約35万円
ボリュームゾーンが多いのは355~422万円となっております。業界全体の収入幅としては下が288万円。上が826万円と差が大きく技術や経験・勤務先などの環境により大きな差がある業界となります。

地域ごとの給料

北海道・東北 378万円
甲信越・北陸 412万円
関東 431万円
東海 413万円
関西 421万円
四国 391万円
中国 365万円
九州・沖縄 388万円

 

正社員でエアコン工事を行う時には、【条件の良い会社】を選ぶことが重要で、功績や技術・経験をしっかりと評価してくれる会社に勤務することができれば十分将来性もあります。

昇給や昇進がしにくい会社が多く存在することも事実である多ため、良い会社かどうかを見極めるのは非常に困難です。

個人的な考えですが、従業員を駒として利用する(安い給料で過労働させる)ような会社であれば、直ぐに退職するか逆に自分が利用してやりましょう。というのも、技術や経験・資格などをその会社で取得し、いっぱしの職人になるまで頑張り、その後は自分の為に退職し、独立するか転職しましょう。
実際に行うのは難しいことだと思いますが、まともな会社でなければ割り切って行動しましょう。

 

‐個人事業主‐

個人事業主の場合も大きくばらつきがあります。その度合いは正社員よりも大きくエリアによる差はあまり見られません。というのも、多少の差はありますが、それぞれの働き方と評価が仕事量に直結するからです。

※下記データは参考程度にお考え下さい。平均台数は売上金額から算出しているため、実際にはエアコン工事以外の業務も含まれている可能性がございます。稼働日は月25日で計算。

稼働期間 1日平均 売上金額

6月~8月(下位平均)

2.66台 2,992,500円

6月~8月(上位平均)

7.10台

7,455,000円

6月~8月(最頻値)

5.20~6.00台

5,625,000円~6,750,000円

通年(下位平均) 1.41台 6,133,500円
通年(上位平均) 4.09台

18,405,000円

通年(最頻値) 2.21~3.05台 9,945,000円~13,725,000円

 

弊社のデータだけでは参考にならないので、色々と調べて各企業さんが公開しているデータや情報を纏めました。載せているのはワンマン車両のデータとなります。
上から順に解説します。
 

  1. 1日3台が限界な層の夏季収入となります。高齢のエアコン業者さんや新人のまだ慣れていない業者さんが一番多い層です。稼働期間3か月で299万円と1ヵ月当たり100万円を切ってしまっています。ただ、新人であれば十分将来性が見込めるので、簡単に判断するのは難しいと思います。
  2. 技術力もあり接客もでき、無駄な動きが少ない上位帯の業者さん達です。昔と違い早いだけではクレームになるので仕上がりの美しさも求められます。その為、台数が増えてもクオリティを落とさず、素早く丁寧に作業することのできる上位層の平均になります。
  3. この売上金額の層が一番多く、繁忙期の3か月で年収の約半分を稼いでいる業者さんが多数います。その年のエアコン販売台数にも左右されますが、夏季に1日5台のエアコンを取り付けられるようになれば、まずは一人前と言えるのではないでしょうか?中間層の方々でもこれだけの額を稼ぐことが可能です。
  4. 通年下位の層は、1年目の新人さんであったり、評価の悪い人(仕事がもらえない人)です。元請けさんも人間です。ある程度安定してお仕事をもらえないと年間で700万円にも届きません。新人でない場合はエアコンの売上もそうですが、他に問題がある可能性が高いです。
  5. 上位層の年間平均です。2,000万円の大台を突破している業者さんもいます。一般的には超一流の限られた人達です。よっぽどのことが無い限りこの層の人達の仕事量が減ることはありません。十分すぎるほどの実績と信頼を勝ち取っており、家電量販店側から見ても手放したくない人材となります。エアコン業者の一つの目標と言えるでしょう。
  6. 最頻値平均です。この層が最も数が多く活躍している業者さんです。年間に直すと1日2~3台のエアコンを取り付けていることになります。年収も1,000万円以上と個人事業主としての一つの壁を突破しています。エアコン工事で手元に残るお金は売上の約60%~70%程ですので、個人事業主の平均所得は425万円(売上から経費を引いた額)ですので平均を大きく上回っています。また、上手く立ち回れば自身の下に人をつけることもできるので、+αの売上と利益を生み出すこともできます。

稼げる人の特徴

無駄なプライドが無い方、提案ができる方、お客様や内勤者と円滑なコミュニケーションがとれる方、技術と経験を有する方、規則やルールを遵守できる方、やる気のある方。

逆を言えば前述したことが『できない人、やらない人』は稼げない人の特徴になります。

プライドを持ち誠心誠意お仕事をすることは素晴らしいことだと思います。しかし中には「俺の方が年上なのに」「長い間ここで仕事をしているのに」「このやり方を変えたくない」等、仕事においては年齢も在籍期間も関係ありません。如何に周囲の人達に認められるかです。

提案とはお客様の希望通りの工事が出来ない場合などに「こうしたら良いですよ」とお客様に寄り添った施工方法などを提案できる方です。「できません」「無理です」だけではなく、できないのであれば「何故できないのか?」を説明し、代替案を出すと良いです。どうしたらお客様の希望している内容に近い施工ができるか、お客様の立場になって考えることが重要です。

コミュニケーションが円滑にとれる人はクレームも少なく取引先様やお客様からの評判も高い方ばかりです。例として、常に高圧的な態度で話す方と物腰が柔らかく話す方を比較すると明らかに後者の方の方が好印象です。態度が悪い人は周囲から敬遠されますし、お客様からのクレームも多く仕事が少ない傾向があります。場合によっては出禁になります。味方は作っておいて損はありません。

技術と経験を十分に有している方は、信頼度が高く難しい工事や他社の手直しの依頼が来ることがあります。火消し役を任されることも多いので、損な役割と思われがちですが内勤者からすればとても心強い存在です。量販店側も嫌な案件を依頼しているということは承知していますし、いなくなってしまうと困る存在ですので、比較的優遇される業者さんです。

規則やルールを守ることは当たり前のことですが、一部守れていない業者さんがいるのも事実です。決まり事すら守れない人は1つの出来事で出禁になることもあります。知らなかったでは済まされません。ルールや規則は必ず遵守し、社会人として当たり前の行動を取らなければなりません。

やる気と言っても自分のできる業務だけに目を向けるのではなく、前向きに日々精進し、新たな資格を取ったり技術を身に着けることです。「エアコンしか工事が出来ない」といった場合、アンテナやリフォーム関連・レンジフードなどを覚えたりすることで、周囲にやる気があると認知され自身の評価が高くなります。

稼げない人の特徴

稼げない人の特徴は能力不足の一言です。先述した稼げる人の真逆の人達です。

・指示、指導されたことができない・やらない。
・不平不満しか言わない。
・協調性が無い。
・モラル・マナーが欠如している。
・技術や経験が乏しいのにプライドは高い。(自分が一流だと思っている)
・そのくせお金にはがめつい
 

恐らく皆様の周りにもこのような人が一人はいるのではないでしょうか?
本人は一匹狼を気取っているのかもしれませんが、浮いていることに気付いていないのかもしれません。
個人事業主と言えど自分一人で仕事をしているわけではありません。
お客様や取引先様、幹事会社や他社様など様々な人と企業が仕事の1件1件に絡んでいます。
この様なあまりにも自分勝手な人は、遅かれ早かれ仕事がもらえなくなり自分から去っていくか、幹事会社か取引先側から契約解除を宣告れることでしょう。
弊社も今までに業者さんに指導をしてまいりましたが、数人は全く改善されないので契約内容に則り契約解除致しました。

まとめ

エアコン業者といっても、エアコン工事士かしないわけではありません。以前はエアコン工事だけでも十分食べていくことはできましたが、時代は変わっていくので対応できなければ淘汰されてしまいます。企業も生き残るために様々な方法を考え実現させていくので、柔軟に対応し、ついて行かなければなりません。
昔と違い、多能工が求められる時代になりますが型にはまったエアコン業者さんは十分すぎる金額を稼ぐことができます。
スキマ産業ですが、誰でも稼げるお仕事です!

興味を持った方は、是非挑戦してみてください!

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。