エアコンについての豆知識

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エアコンは単純に空気を冷やしているわけではなく、「熱を移動させる」ことで部屋を涼しくしたり暖かくしたりしています。
冷房運転時は、室内の暖かい空気から熱を吸収し、屋外へ放出することで部屋を涼しくします。逆に暖房運転時は、外の空気から熱を取り込み、室内へ放出することで暖かくしています。これが「ヒートポンプ」という技術です。

エアコンのフィルターにはホコリやゴミがたまりやすく、目詰まりすると空気の流れが悪くなり、冷暖房効率が落ちてしまいます。その結果、余計な電力を使うことになり、電気代が上がってしまいます。
月に1～2回程度、フィルターを掃除するだけで消費電力を10%～30%節約できると言われています。

冷房の設定温度を1℃上げると、消費電力を約13%削減できると言われています。
推奨される設定温度は 夏は28℃、冬は20℃ ですが、体感温度を下げるために サーキュレーターや扇風機を併用 すると、設定温度を高めにしても快適に過ごせます。

エアコンの室外機は、周囲の空気から熱を取り込んだり排出したりする役割を持っています。
しかし、直射日光が当たると室外機の温度が上がり、熱交換の効率が悪くなってしまいます。その結果、エアコンが余計に働き、電気代が高くなります。
室外機の 日陰を作ったり、風通しを良くする ことで、エアコンの効率を上げることができます。

意外に思われるかもしれませんが、エアコンは「弱運転」よりも「自動運転」の方が省エネになります。
理由は、エアコンは設定温度に達するまでの間に多くの電力を使うため、最初に一気に冷やして（暖めて）、その後は低消費電力で運転する方が効率が良いからです。
「弱運転」だと常にエアコンが頑張り続ける状態になるため、結果的に電気代が高くなることがあります。

エアコンの風向きの調整も大事なポイントです。
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へたまる性質があるため、暖房時は風を下向きに、冷房時は水平にすると効率的に空調を調整できます。
また、天井に向かって冷たい風を送ると、部屋全体に冷気が行き渡りやすくなります。

エアコンの一般的な寿命は 約10年 と言われています。
10年以上使い続けると、内部のコンプレッサーや基盤の劣化により、エネルギー効率が低下し、電気代が高くなることがあります。
最近のエアコンは 省エネ性能が向上 しているため、古いエアコンを買い替えるだけで電気代を大幅に削減できるケースもあります。

エアコン内部は結露が発生しやすく、特に冷房運転をすると湿度が高くなるため、カビが発生しやすくなります。
カビ対策として、冷房を使った後に 「送風運転」や「内部クリーン機能」 を使って、エアコン内部を乾燥させることが重要です。
また、定期的に エアコン内部の掃除 をすることで、カビの発生を抑えることができます。

エアコンの「冷房」と「除湿（ドライ）」は似ているようで違う働きをします。

冷房：部屋の温度を下げる（湿度も下がる）

除湿（ドライ）：湿度を下げるが、温度はあまり下がらない

梅雨の時期や湿度が高い日は、 除湿（ドライ）運転 を使うと快適に過ごせます。

エアコンには「冷媒ガス」と呼ばれる気体が入っており、このガスが熱を運ぶ役割を果たしています。
通常は減ることはありませんが、設置ミスや経年劣化でガス漏れが発生すると、冷房・暖房の効きが悪くなります。
「風が出ているのに冷えない」「以前より効きが悪い」と感じたら、ガス漏れの可能性があるので、専門業者に点検してもらうのがオススメです。

エアコンは使い方やメンテナンス次第で、電気代を節約できたり、寿命を延ばしたりすることができます。
特に フィルターの掃除、設定温度の調整、室外機の管理 などは、ちょっとした工夫で大きな効果が得られるので、ぜひ実践してみてください！

弊社は平成１４年１月にエアコン工事会社として創業致しました。
社名の由来は、電気（Electricity）信頼（Trust）のELEとSTからELEST（エレスト）と名付けました。
職人不足が叫ばれる現代ですが、AIがどれだけ進化しようと、どのような時代になろうとエアコン工事を始めとした電気工事は必要で重要な仕事だと思います。
目まぐるしい速さで変化していく社会情勢や経済情勢の中で、求められている物事を、様々な視点で捉えながら歩み続けております。
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