古い建物にエアコンを取り付けるとき、絶対に見落とせない重要ポイントとは?

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古い建物にエアコンを取り付けるとき、絶対に見落とせない重要ポイントとは?

古い建物にエアコンを取り付けるとき、絶対に見落とせない重要ポイントとは?

2025/06/12

エアコン工事において、「古い建物に取り付ける」というだけで、リスクや手間が一気に増えるのを経験的に分かっている職人さんも多いと思います。構造も素材も今の住宅とは異なり、予期せぬトラブルが起きやすいのが特徴です。

しかし、だからこそ「この現場でも完璧な施工ができる職人だな」と評価されやすく、信頼を獲得するチャンスにもなります。ここでは、古い住宅・アパート・マンション・店舗などにエアコンを取り付ける際に注意すべきポイントを、施工経験を踏まえて深掘りしていきます。

1. 配管ルートの確認は「壁の材質」と「構造」を見抜く力がすべて

古い建物では、配管を通す壁の材質が予測しづらくなっています。コンクリートだと思っていたら中空ブロックだった、石膏ボードだと思ったら漆喰だった、なんていうことはよくあります。とくに注意が必要なのが以下のようなケースです。

土壁・漆喰壁:割れやすく、ビスが効かない場合がある

ラスボード+モルタル:配管穴を開けるのに時間がかかる上、粉塵が大量に出る

木造でも柱の位置が分かりにくい:図面がなくてもセンサーや叩き音で柱位置を見抜く技術が必要

「どこに穴を開けても大丈夫」な新築と違って、既存の構造を傷つけない施工が求められます。また、内部に配線や水道管が走っている可能性もあるので、壁裏を確認する慎重さも必須です。

2. 室内機の固定強度には細心の注意を

古い建物にありがちなのが「下地が効かない」という問題。石膏ボードや土壁に対して、しっかりアンカーを打ったつもりでも、荷重に耐えられないケースがあります。結果的に、

室内機が傾く

ドレン勾配が取れず水漏れ

壁の中でネジが空回りして効かない

などのトラブルに直結します。

一番安全なのは下地にしっかりビス止めすることですが、下地が取れない場合は、アンカーの種類を選ぶ、合板を仕込む、壁裏に補強板を仕込むなどの工夫が求められます。

3. ドレン水の排水ルートが確保できるかが鍵

古い建物では「排水経路」が大きな問題になることがあります。そもそも排水口が近くにない、屋内に設置した場合にドレンの勾配が取れない、床下に配管が隠せない…など、設計上の想定にない位置にドレンを通す必要が出てくるケースが多いです。

このときに無理な取り回しをすると、以下のようなトラブルに直結します。

勾配不足で水が逆流し、室内水漏れ

ドレン管の接続不良によるにじみ漏れ

外壁沿いの露出配管が景観を損なうとクレームになる

そのため、現地調査時には「ドレン経路が確保できるかどうか」を必ず確認し、必要に応じてポンプアップやドレンホースの交換を提案できるようにしておきたいところです。

4. 電源が想定通り来ていない可能性も

築年数が30年以上の建物では、ブレーカーの容量が足りない、分電盤の位置が特殊、コンセントがアース非対応など、電源まわりの課題も頻出です。特に、今の省エネタイプのエアコンは15Aや20Aでの運転が前提となっているため、昔の10A回路では電流オーバーになるリスクがあります。

また、壁コンセントが変色していたり、グラついていたりする場合は要注意。電源の安全性確認と、必要に応じた電気工事の説明ができることが、古い建物での信頼獲得のカギになります。

5. 室外機の設置場所に制限があるケースが多い

「古い建物に限って、室外機の設置場所がない」…これもあるあるです。ベランダが狭い、共用廊下に出せない、地面に設置したいけど基礎がない、など。特に集合住宅では、管理規約や住人同士のトラブルに発展しやすい部分でもあります。

そのため、以下のような設置方法の引き出しを増やしておくと対応力が上がります。

壁面架台での高所設置(防振対策も含めて)

屋根上設置(風対策、落下防止対策)

天吊り設置(下地補強が必要な場合あり)

擬似的な架台+防振ゴムでの地面設置

現地調査時点で「どこに室外機を置けるか?」を正確に見極め、最適な提案ができる業者は重宝されます。

6. 隠蔽配管が使えないことも視野に

築年数の古いマンションやRC造の建物では、隠蔽配管の劣化や詰まりが問題になることもあります。既設の配管を再利用しようとして、結果的にガス漏れや詰まり、水漏れといったトラブルを起こすケースもあるため、

既設配管の流用は慎重に

できる限り新設配管に切り替える方向で説明

点検口がない場合は施工難易度が跳ね上がる

といったことも、説明できるようにしておくと安心です。隠蔽配管からの切り替え提案ができる業者は、リフォーム業者や管理会社からも重宝されやすいです。

7. お客様への説明と合意が信頼を生む

古い建物におけるエアコン設置は、どうしても追加工事や条件付きの提案が増えます。その分、お客様への説明力が非常に重要です。「ここが難しい」「ここにこうしたい」「この工事には追加費用が必要」などを、丁寧に説明し、納得していただくことが、信頼と満足度につながります。

実際に、しっかり説明した上での工事は、クレームどころか感謝の声が届くことも少なくありません。トラブルが起きるのは、「想定と違った」「聞いてなかった」という認識のズレです。それを防ぐためにも、古い建物ではとくに説明と同意の重要性を再認識することが必要です。

最後に:古い建物こそ、腕の見せどころ

古い建物の工事は確かに手間がかかります。でも、その手間を惜しまず、ひとつひとつ丁寧にクリアしていける職人こそが「次もお願いしたい」と言われる存在になります。家電量販店の案件でも、リフォーム現場でも、管理会社でも、「難しい現場をちゃんと納めてくれる業者」は絶対に信頼されます。

エアコン工事業者として、古い建物での施工経験を重ね、知識と判断力を蓄えることは、長くこの仕事で安定して稼ぎ続けるための武器になります。今後も、「この現場は難しいな」と感じるときこそ、チャンスと捉えて向き合っていきたいですね。


弊社は平成14年1月にエアコン工事会社として創業致しました。
社名の由来は、電気(Electricity)信頼(Trust)のELEとSTからELEST(エレスト)と名付けました。
職人不足が叫ばれる現代ですが、AIがどれだけ進化しようと、どのような時代になろうとエアコン工事を始めとした電気工事は必要で重要な仕事だと思います。
目まぐるしい速さで変化していく社会情勢や経済情勢の中で、求められている物事を、様々な視点で捉えながら歩み続けております。
事業活動と持続可能な開発目標達成への取り組みを通して、お取引先様や協力業者様にとって『なくてはならない企業』になる為、共存共栄の精神で邁進して参ります。
弊社ではエアコン工事業者様を全国で募集しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
 

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