エアコン工事でよくあるクレームとその防ぎ方

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エアコン工事でよくあるクレームとその防ぎ方

エアコン工事でよくあるクレームとその防ぎ方

2025/10/10

よくあるクレーム事例と背景

エアコン工事でお客さんから出てくる文句には、だいたい以下のようなパターンがある。これをまず押さえておこう。

水漏れ・結露漏水
 室内機から滴り落ちる、水が壁を伝って落ちる、ドレン配管の逆勾配(勾配不良)など。

冷房・暖房の効きが悪い、風量が弱い
 冷媒ガス量が不足、手抜き真空引き、室外機の設置場所悪い、風路遮蔽物あり。

騒音・振動が大きい
 室外機の据付不良、室内機の取り付けが緩い、振動吸収材の未使用、配管が壁や梁に振動伝わり。

配線・電源関係のトラブル
 ブレーカー落ち、ヒューズ飛ぶ、電圧不足、配線の接続ミス、不適切なケーブル径。

設置位置・見た目(美観)への不満
 室内機・室外機の位置が変、配管の露出配線が目立つ、ドレンホースのルートが悪い。

スケジュール遅延・対応不備
 工事が遅れる、連絡なし、作業中の養生不足で汚損・傷発生、スタッフの態度。

後日の不具合・再施工要請
 工事保証外、アフター対応遅れ、保証範囲の説明不足。

実際、「加工不良」「増し締め忘れ」「真空引きの甘さ」などの基礎ミスが原因でクレームにつながる、という指摘もある。
「電源が適切でない」「配線ミス」も多くのクレーム原因として挙げられている。
また、事前の説明不足や現場立ち合いを軽視したことが、認識違いを生んでクレームになるという話も目立つ。

これらを「想定されたクレーム」として、事前対策を設計しておくことが大事だ。

クレームを防ぐための対策(実践編)

以下、工事業者として「ここを徹底すれば」クレーム激減、という具体策を挙げていく。君の現場フローと重ね合わせながら、チェックリスト化しておくといい。

1. 事前ヒアリング・見積もり段階での説明徹底

新規契約時や見積もり時点で、工事の内容・制約・リスクを曖昧にしない。以下のようなことを、わかりやすくお客さんに伝える。

配管延長や曲げ、ドレン勾配、配管露出部、配管の化粧カバー有無など

室内機/室外機の設置候補位置と、それぞれのメリット・デメリット

電源工事が必要かどうか(ブレーカー追加・200V回路など)

工事に必要な壁穴加工や補修、塗装修復などの取り扱い

養生・清掃に関して、どこまで実施するか(家具移動、床養生など)

工事保証の範囲・期間や、アフター対応ルール

この段階で「ここまではこの金額、ここを超えたら追加」と明示しておけば、後で“思っていた内容と違う”というクレームを減らせる。エレスト社が「施工前の説明は最も重要」だと述べている。

立ち合いをお願いするプランにすると、工事直前でお客さん自身が位置・取り付け高さなどを確認できるようになるから、設置位置トラブルも減る。

2. スタッフ教育と施工マニュアルの徹底

「ミスしやすいポイント」は現場でのチェック項目に落とし込んでおく。

真空引きや加圧試験:漏れチェックや真空引き不足は性能劣化やガス漏れを招く

増し締めチェック:ナットの緩みは水漏れの要因

ドレン配管の勾配と水の逃げ道の最適化

振動対策:ゴムブッシュや緩衝材を使う、配管や架台の固定を確実に

電源・配線チェック:規定の許容範囲か、接続ミス・端子ミスがないか

室外機の置き方:風の流れを妨げない、排気に干渉しない位置

配管カバー・露出配線:こだわるなら美装にも配慮

さらに、施工完了時に必ず“現場2回チェック”体制を入れる。先輩施工者が新人施工者をダブルチェックする流れを設けるといい。新人だけに任せっぱなしだと基礎ミスが発生しやすい。

3. 養生・清掃・周囲配慮を徹底

工事中に発生する汚れ、ホコリ、傷、家具への巻き込みが、意外とクレームにつながる。

床・家具の養生マット・シート使用は基本

壁・巾木・扉などに養生テープ・カバー

外部配管穴まわりの切削粉・破片の清掃

工事後の室内外軽拭き、掃除機掛け、ドレン廃水処理(滴水しないよう配慮)

雨や風の日の作業注意:外壁や隙間から水が入るリスクを想定

こうした“残像不快感”を残さないことが、「また頼みたい」と思ってもらえる差になる。

4. スケジュール管理とコミュニケーション

作業予定の遅延や時間変更は、お客さんにとってストレスになる。だからこそ、次の対応を徹底する。

適切に余裕を持った日程設定

遅れそうな場合は早めに連絡(電話・メール両方)

当日の到着予定時間連絡

施工スタッフの態度・挨拶・説明をきちんと

工事中の途中報告(「今これをやってます」などの簡単な説明)

「些細なことでもこまめに連絡を入れる」ことが解決策になる。

5. 完了確認と説明、保証書発行

工事終わりにはお客さんと確認しながら、以下を説明・提示する。

リモコン操作(冷暖房、風量、モード切替など)

フィルター清掃・内部クリーン機能の説明

ドレンホースの目視、排水確認

異音・振動がないかのチェック

工事保証書やアフターフォロー連絡先を手渡し

万一不具合があればすぐ対応することを約束

「もし水漏れや効き不良があれば、いつでも連絡をください」と明言することで、お客さんの安心感が増す。

6. 定期点検・メンテナンス提案

工事だけでなく、メンテナンスまでケアできる会社だと認識されれば、信頼度は大きく上がる。

6か月~1年ごとの点検を提案

フィルター掃除/ドレン清掃などの軽点検を案内

有料オプションでの分解洗浄サービスを提供

点検履歴を記録管理しておく

こうすることで、「工事屋」から「空調トータルケア屋」へのイメージを強められる。

防止体制を組み込んだ社内フロー(サンプル案)

工事品質を均一化し、クレームを未然に防ぐためには、現場単位でのチェック体制を組むのが有効。以下はサンプルフロー。

見積もり時ヒアリング+説明(顧客合意取得)

現場下見・写真撮影、施工プラン確定

施工前準備(資材・養生・工具チェックリスト)

施工(新人+先輩ペア、チェック有)

中間品質チェック(途中で配管・配線・仮運転確認)

真空引き/加圧試験、稼働テスト、排水確認

完了清掃・養生撤去

顧客立ち会い確認・操作説明

保証書発行・アフター案内

定期フォロー(点検スケジュール案内、記録保管)

このような流れを標準業務としてマニュアル化し、新人教育や現場教育で使えば、品質のバラつきが減る。

まとめ:クレーム対応力が、信頼と紹介を生む

クレームそのものを完全にゼロにするのは難しいけど、想定できる主要な失敗を先に潰しておくことでクレーム発生率は大きく下げられる。
そして、クレーム対応でも“迅速・誠意ある対応”ができれば、逆に信頼を勝ち取れる場面にもなる(クレーム後のフォローアップで関係性が強まる例も多い)。

君の会社のブログでこのような「工事品質へのこだわり」「トラブルを未然に防ぐ体制」を打ち出せば、他社との差別化にもなると思う。クレーム事例をまじえながら、こういう対策をしています、という内容を公表するのは、「この業者なら安心できそう」という印象を与えやすい。


弊社は平成14年1月にエアコン工事会社として創業致しました。
社名の由来は、電気(Electricity)信頼(Trust)のELEとSTからELEST(エレスト)と名付けました。
職人不足が叫ばれる現代ですが、AIがどれだけ進化しようと、どのような時代になろうとエアコン工事を始めとした電気工事は必要で重要な仕事だと思います。
目まぐるしい速さで変化していく社会情勢や経済情勢の中で、求められている物事を、様々な視点で捉えながら歩み続けております。
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