エアコン工事で“他社が断る現場”ランキングと、そこを引き受けて稼げる業者の秘密
2025/11/05
エアコン工事の世界では、いわゆる「普通の取り付け」だけではなく、他社が「断る」「見積りを出しても高額になる」と判断する現場が少なくありません。例えば配管ルートが確保できない、室外機の設置スペースがない、建物構造が特殊、など。こういった“難工事”を多くこなせる業者ほど、案件が豊富に入ってきて、定額単価を超える収益を確保しています。今回の記事では、難工事の典型例をランキング形式で紹介し、その背景にある技術・知識・対応力を解説します。協力業者として「ウチなら引き受けられる」「この会社なら安心して任せられる」と思ってもらえるような内容です。
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難工事ランキング
(以下、難度が比較的高い順に紹介します。現場によって難易度の判断は変わりますが、「まず注意すべき案件」として参考になるはずです)
1.隠蔽配管・壁内配管・コア抜き不可構造を貫通する配管工事
壁の中や梁・柱の中、天井裏・床下などに配管を通す“隠蔽配管”の工事は、最も難度が高い部類です。建物が鉄筋コンクリート(RC造)で既存の貫通孔(配管用の穴)がない、または開けられない構造材であったり、仕上げ材(タイル・大理石・壁紙)が既に仕上がっていて美観を壊したくないケースなどが典型的です。実際に「隠蔽配管で施工が特に難しい」と明記して対応を制限している業者もあります。
このような現場では、コア抜き(穴あけ)作業、構造補強や仕上げの補修、配管径・曲げ数・勾配の制限などが絡んできて手間・コストが跳ね上がります。逆に言えば、こういった案件をこなせる業者が少ないからこそ“差別化”になります。
この種の工事を「ウチでやれます」と掲げられると、他社に断られた案件が舞い込みやすくなります。
2.高所・高いビル・足場が取れない現場/ロープアクセス工法
3階建て以上の戸建て、あるいはマンションの上階・外壁面への設置で、足場を組めない・道路使用許可が取れない・荷揚げルートが狭い、という環境では、作業者の安全確保が第一課題になります。命綱・墜落防止・風・天候という自然条件・荷揚げ・下ろしの手配など、空調工事に本来含まれない“外壁・建築施工”的な作業が絡んできます。実際、専門の“ロープアクセス”技術を用いて施工している事例もあります。こういった現場を「対応可能」と打ち出しておけば、通常の業者が「無理です」と言う案件を取りにいくチャンスがあります。
ただし、安全対策・保険・作業手順が甘いと事故リスクが大きいので、経験・資格・体制の整備が必須です。
3.室外機の設置が場所的に極めて困難・搬入入出がほぼ不可能な現場
室外機を置く場所がない、隣地と建物が接近していて足場設置・クレーン使用が難しい、屋上しか置けず搬送ルートがない、といった状況では「やります」と掲げていても実質断られることが多いです。特に業務用・大容量機器の場合、重量やサイズが跳ね上がるため人力による搬入・搬出が困難になるからです。クレーン・高所作業車・吊り荷の手配などが必要で、近隣対応・道路使用・警備員配置など現場規模が大きくなります。こうを「対応可能」としておくことで、通常より高単価を設定できる案件となります。
4.長距離配管・高低差超過・複雑な経路を通す配管
室内機と室外機の接続配管が、設計や施工条件で許容長さを超えたり、高低差が大きかったり、途中で折り返し(エルボ)が多かったり、配管ルートに梁・柱・ダクトなど障害物が多かったりする場合です。こうなると、冷媒(ガス)流動に影響が出て冷房/暖房性能が低下したり、将来故障リスクが上がったりします。つまり“単に付ける”だけでなく、性能を担保するための設計・施工が必要となり、その分“付加価値”を出せる現場です。
また、配管長・高低差の制限を超える場合、メーカー保証対象外になることもあり、そのあたりを理解してお客様に説明できる業者が信頼されます。
5.屋上設置・室外機を屋根上に設置する工事
屋上や屋根への設置工事では、傾斜・屋根材・防水・振動・遮音・搬入ルート・雨天・雪積もりなど、通常の壁掛け設置以上の配慮が必要です。屋根上から配管を下ろすルートを確保したり、機器が傷まないように搬入方法を工夫したり、将来の点検・メンテナンス性も視野に入れなければなりません。こういった案件を「実績あります」と打ち出しておくと、ビル管理会社・オーナーなどからの引き合いが増えます。
6.塩害地域・過酷気候環境(海岸近く・湿気多・酸性雨など)での設置
海岸近くの建物や塩害が予想される地域、湿気が非常に多い現場では、通常仕様の機器・配管・化粧カバーでは耐久性が保てないことがあります。防錆処理・耐塩仕様部材・特殊コーティングなどを扱える業者は案件を選べる立場になります。こういう地域は「専門業者」「実績業者」として選ばれやすく、安心して仕事を任せたいという発注元の要望に合致します。
7.業務用マルチエアコン・センシング空調機器・大容量装置の入替・増設
家庭用壁掛けタイプと比べて、業務用・マルチエアコンは機器が大型・配管数・制御線・冷媒バランスなどが複雑です。既存建築に組み込む改修案件であれば、天井埋込型・床置型・天吊り形も絡んで、建築/電気/空調の三位一体施工が必要になります。こういった案件を“対応可能”にしておくだけで、得意分野として差が出ます。
8.室内機・室内機の天井吊り・埋込型・壁面クローゼット設置など特殊設置
室内機を壁掛けではなく、天井吊り・天井埋込・梁下・クローゼット奥など特殊な設置場所にする案件では、荷重対応・風向設計・点検性・配管隠蔽など高度な配慮が必要です。特に天井裏スペース・点検口・メンテナンス回路が確保されていないケースは難易度が上がります。こうした付加価値を説明できる業者には高評価が付きます。
9.改修工事中・既存建物を壊さずに施工する(リフォーム併設)
新築ではない、既に仕上がった建物の中で、壁を壊さずに配管を通す、仕上げ材をできるだけ傷めずに設置するという案件もなかなか手間です。既存の配管・配線・建材との干渉、入替え・増設をしながら仕上げを保つという“建築+空調施工”のミックス仕事になります。このような案件に強いと“リフォーム会社+空調協力業者”として紹介も増えます。
10.既設ガスエアコンなど旧型機種からの入れ替え(ワンショット方式/古い配管仕様との整合性調整)
旧型機種(例えばワンショットカップリング方式)の配管をそのまま使いたいという依頼では、配管径が違ったり、冷媒が異なったり、フレア加工できなかったり、洗浄が必要だったりと、設計・施工に工夫が求められます。こういった“互換性の壁”をクリアできる業者は、他社が「配管を全部やり直さないと無理」と言う案件を引き受けられます。
弊社は平成14年1月にエアコン工事会社として創業致しました。
社名の由来は、電気(Electricity)信頼(Trust)のELEとSTからELEST(エレスト)と名付けました。
職人不足が叫ばれる現代ですが、AIがどれだけ進化しようと、どのような時代になろうとエアコン工事を始めとした電気工事は必要で重要な仕事だと思います。
目まぐるしい速さで変化していく社会情勢や経済情勢の中で、求められている物事を、様々な視点で捉えながら歩み続けております。
事業活動と持続可能な開発目標達成への取り組みを通して、お取引先様や協力業者様にとって『なくてはならない企業』になる為、共存共栄の精神で邁進して参ります。
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