エアコン工事の異音クレーム、その多くは施工で防げる話

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エアコン工事の異音クレーム、その多くは施工で防げる話

エアコン工事の異音クレーム、その多くは施工で防げる話

2026/01/09

エアコン工事を長くやっていると、一度は「変な音がする」「運転するとカタカタ鳴る」「夜になると音が気になる」といった異音クレームを経験したことがあると思います。正直に言えば、異音クレームは対応に時間を取られるうえ、原因が分かりにくいケースもあり、現場としては避けたいトラブルのひとつです。ただ、ここははっきり言っておきたいのですが、エアコンの異音クレームの多くは、機械の不良ではなく、施工の段階で防げるものがほとんどです。

メーカー不良を疑われがちですが、実際に現場で再訪して確認すると、施工時のちょっとした甘さや確認不足が原因だった、というケースは少なくありません。つまり、普段の施工意識を少し変えるだけで、異音クレームは大きく減らすことができます。

まず多いのが、室内機の据え付けに関する問題です。室内機が壁に対してわずかに傾いていたり、背板の固定が甘かったりすると、運転時の振動が共振して「ブーン」「ビリビリ」といった音が出ます。見た目ではほとんど分からないレベルでも、エアコンは運転中に微振動を繰り返すため、数ミリのズレや固定不足が音として表に出てしまいます。特に石膏ボード下地での施工では、下地の位置確認を怠ると、ビスが効いていない部分が出やすく、これが後々の異音につながります。

次に多いのが、配管やドレンホースの取り回しです。配管が室内機や壁、化粧カバーに強く当たっていると、冷媒が流れる振動やコンプレッサーの動きが伝わり、カタカタ音やコツコツ音になります。施工中は問題なくても、運転を続けるうちに振動で位置が微妙にズレ、音が出始めるケースもあります。配管は「固定すればいい」ではなく、「どこにも無理な力がかかっていないか」「振動が伝わらない余裕があるか」という視点で確認することが重要です。

室外機側も異音の原因になりやすいポイントです。設置面が水平でない、ゴム足がきちんと効いていない、架台と室外機の間に隙間がある、といった状態だと、運転音が増幅されます。特にベランダ置きや土間置きの場合、設置面のわずかな凹凸が原因で共振音が発生することがあります。室外機は「置いたら終わり」ではなく、運転させながら本体に手を当てて振動を確認する、この一手間がクレーム防止に直結します。

意外と見落とされがちなのが、貫通部やスリーブ周りです。配管と壁が直接触れていると、運転時に壁を伝って音が響くことがあります。特に木造住宅では、壁内部で音が反響し、別の部屋で異音として感じられることもあります。スリーブ処理やパテ埋めを丁寧に行い、配管が壁に直接当たらないようにするだけで、こうしたクレームはかなり減らせます。

また、異音クレームが多い業者ほど、施工後の試運転を「流れ作業」で済ませてしまう傾向があります。冷房・暖房を一通り動かして終わり、ではなく、実際に耳を澄ませて音を確認することが重要です。運転直後だけでなく、数分運転させた状態で確認することで、初期の異音はほぼ拾えます。この確認を怠ると、「引き渡し後にお客様が気付く音」をそのまま残すことになります。

異音クレームは、お客様の感じ方にも左右されるため、完全にゼロにするのは難しい面もあります。ただ、施工側がやるべきことをやっていれば、「これは施工の問題ではない」と自信を持って説明できますし、実際にクレームの件数自体が大きく減ります。逆に、施工に不安が残る状態だと、再訪時に原因が分からず、余計に時間と信用を失うことになります。

現場で評価され、仕事が安定して増えているエアコン業者ほど、こうした異音対策を「特別なこと」とは考えていません。背板の固定、配管の取り回し、室外機の据え付け、試運転時の確認。この基本を当たり前のレベルで徹底しています。その積み重ねが、クレームの少なさにつながり、結果的に「この業者なら安心」と判断され、次の仕事に直結します。

エアコン工事は、ただ取り付ければ終わりの仕事ではありません。音ひとつで評価が大きく変わる世界です。だからこそ、異音クレームを「運が悪かった」で片付けるのではなく、「施工で防げるものだったか」という視点で振り返ることが大切です。この意識を持てるかどうかが、長く安定して稼げるエアコン業者かどうかの分かれ道だと、現場を見ていて強く感じます。

異音クレームが減れば、再訪の手間も減り、精神的な負担も軽くなります。結果として施工品質が評価され、仕事の単価や量にも良い影響が出てきます。目立たない部分ですが、だからこそ差が出る。異音対策は、確実に「施工力が高い業者」の証になるポイントです。


弊社は平成14年1月にエアコン工事会社として創業致しました。
社名の由来は、電気(Electricity)信頼(Trust)のELEとSTからELEST(エレスト)と名付けました。
職人不足が叫ばれる現代ですが、AIがどれだけ進化しようと、どのような時代になろうとエアコン工事を始めとした電気工事は必要で重要な仕事だと思います。
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