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エアコン工事で多い事故

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エアコン工事で多い事故

エアコン工事で多い事故

2021/11/30

すっかり寒くなり、今年も残り一ヶ月となりました。

12月は何かと忙しくなるので体調管理や事故にはお気を付けください。

今回はよくある事故についてお話しできればと思います。

工事事故の発生時


01

事故が発生した時は速やかにお客様へ謝罪し、取引先様と当社に報告して頂くことになっております。これは事故後の処理を速やかに行い被害を最小限に抑えるために必要なことです。

どんなに小さな傷でも必ず報告をして頂いております。黙っていればバレないと思って報告をしない業者様が稀にいますが、一気に信用を失いその後の業務量にまで影響が及びます。

お客様の心象も悪くなりますし、報連相ができない方は社会人として未熟と思われ最低限の仕事もできないと周囲の方達に認識されてしまうからです。

大切なのは、悪いことでもしっかりと報告し、同じ失敗をしない様に学ぶことです。実際に事故を起こしたからと言って信用が無くなり、急に仕事が無くなることはありませんし、しっかり反省し対応をしていれば評価が下がることもありません。

事故の対応さえ間違えずに行えば問題ありません。損害保険の手続き等に必要な事ですので。事故報告書や改善指示書などに記入して頂きます。

 

エアコンの事故と被害内容

02

エアコンの取付工事をしている時、又は工事終了後に起きる事故(クレーム)を幾つか簡単に説明します。

 

水漏れ・・・・・原因はドレンホースの勾配が取れていないことや、ドレンホースが壁内の見えないところでループしていたり、潰れてしまっており室内機で結露した水を室外に排出できなくなる為、逆流し室内機やドレンの接続部から水が溢れてきます。

        発生時期は夏。

        この事故で何が怖いかというと、壁内などの目に見えないところで長期的に水が漏れていた場合です。この場合、家屋の壁や天井裏までカビが発生し家屋としてとんでもない被害が発生します。

        マンションなどの集合住宅で発生した事故では、1K8畳の6Fの物件で水漏れが起き、半年間の間住民も気付くことが無かったそうです。4Fの住人がクロスが剥がれていることを管理会社に報告したところ、石膏ボードが湿気っている

        ことに気付き、調査をした結果判明したとのことです。聞いた話によると、外壁から内壁、床や天井の修繕で1,800万円程の請求が来たとの話もあります。

 

ガス漏れ・・・・ 冷媒管の接続不良によって発生します。稀に室外機の内部や室内機の内部からも漏れることはありますが、その場合は商品不良になります。

        発生時期は夏か冬が多いです。

        この事故が起こると、お客様が怒ります。今から来て直してくれ。熱中症になったら困るから今日中に来てくれ。などの急を要する対応が必要となってきます。夏に冷房が使えないならエアコンの意味が無いですし、高いお金を出して

        購入したエアコンが下位互換の扇風機になるわけです。夏季繁忙期に急な対応程、大変な事は無いのでガス漏れは必ずチェックし気を付けましょう。金額は大体2~3万程で手直ししてくれると思います。

 

室内機の落下・・石膏ボードにビスのみで室内機を固定している、タテサンなどの据付が甘い等、室内機の重量に耐えられない状態で室内機を固定してしまっていることが原因で発生します。

        発生時期は年間通して。いつどのタイミングで落ちてくるか分かりません。

        また、近年は室内機が重量化しており落下事故が年々増加傾向にあります。当社としては補強が無い部分に関しては必ずカサ式のボードアンカーを使用すること。ねじ込み式などの簡易型のボードアンカーの使用禁止。

        室内機が落下すると最悪の場合は死亡事故が発生する可能性も十分に考えられます。以前、神奈川県で室内機が落下し5歳のお子様の目に室内機の角が当たり怪我をされた事故がありました。幸いにも失明も無く腫れただけで軽傷で

        済みました。10kg以上の物が落下し直撃した場合は死亡事故の可能性もあり大変危険です。細心の注意を払い施工する必要があります。

 

他にも、運搬中のクロスの破損、商品や工具を落としてしまい床を破損、ドアや窓枠の破損などエアコン工事は重量物を運搬するので気を付けていないと簡単に事故に繋がります。

仕事に慣れてくるころに事故は頻発するので、常に気を配り作業しないといけません。

 

事故を防ぐにはどうするか

03

工事中、工事後の事故についてどうすれば未然に防ぐことができるのか? 答えは一つだけです。

必ず確認を行うこと。

以上です。

各作業ごとに確認を行い次の作業に移行していけばいいだけです。

 

 

       ドレンホースを内機と繋げる                     フレアナットを締める      

             ⇓                                ⇓

 

   強めに引っ張りドレンが抜けにかの確認をする                 トルクレンチで確認する

             ⇓                                                                                      ⇓

      設置終了後にドレンの排水テストをする                 真空引き後にマニホールドで確認

 

 

勘の良い人なら上記の例を見て気付かれると思います。

普段やっている事とほぼ同じだと。

 

時間に追われている時、作業に馴れてきたときに確認を疎かにしてしまうと事故の発生率が上がります。

数分の確認を怠ったがために後日、手直しの時間を割くことになったり、手直しの金額を支払うことになります。

 

次回は事故事例(写真付き)を紹介していきます。

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